魔界突入。妹よ、こんな兄で申し訳ない。
写真館へ行く
そこはプロのカメラマンが一人一人の心情・想い・感動を形に残す場所。(某サイト抜粋)
カメラに写される時のワタシの心情は「死にたい」でした。カメラマンはそのワタシの心情を残してくれたと思います。非常に申し訳ない仕事をさせてしまいました。
ガン講演会の後の話です。姉の希望により待ち合わせ場所の写真館へ。ワタシには現在一人暮らしをしている妹がいるのですが、ワタシがうつになってから初めて会うので、かなり緊張していました。
「お兄ちゃん、元気?大丈夫?」
「うん。妹ちゃん痩せたね。ちゃんと食べてるかい」
我ながら、しっかりと対応ができたと思います。
ワタシの妹は職場のお局様みたいな女先輩のグループにいじめられていることを母に聞いていました。恐らく今も落ち込んでいるであろう妹に、これ以上不快な思いをさせたくありません。だから、写真館ではキョドらない。この一点のみ。これを遂行させる思いでした。
無理でした。
カメラマンさんは若い二人の女性のカメラマン。表情、雰囲気、服の色、髪の色など色々と明るい方でした。
「はい、お兄さん(ワタシのこと)、もっと笑って!!」
「ポケットに親指だけいれましょう!!」
「腕組みをしてみましょう!!」
「目線をもらっていいですか!!」
「もう少し笑顔でいいですか!歯を見せてください!!」
ワタシは撮影中にうつを発症し始めた頃を思い出したんです。それは電気をつけず、カーテンを閉め切り、布団をかぶり、外には全く出なかった日々。どうしても必要な物の場合は、深夜3時にコンビニに行き大量に物を買っていました。その頃から帽子をかぶるようになりました。ひたすら光から逃れていた日々。中二風に言えば、闇での生活=魔界の生活。
「お兄ちゃん、大丈夫?」
妹の一言に家族の目線がワタシに。ワタシは口角が痙攣し、右手、右足が震えていました。カメラマンの方もそれに気づきました。
母「昨日、寝てないから疲れてるんですよ」
と、母は咄嗟に機転を利かせてくれましたが、もうワタシはダメでした。
光が怖い。
撮影後、ワタシは逃げるようにして車に乗り、一人公園の駐車場で後部座席に毛布をかぶり横になりました。
そう魔界の世界へ突入しました。
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ やってしまったあああああああああああ
妹の心配そうな顔を思い出しては心がえぐられ、カメラマンの方の憐れみの顔を思い出しては気が狂う。思い出しては死にたくなり、訳のわからない言葉を乱発。
こんな時、ワタシはよく「帰りたい」と言っています。別に家には帰りたくないし、どこに帰りたいんだろうと自分でも不思議なんですけどよく言います。意味不明です。
何度も着信がありましたが、半日経つとこなくなりました。はい、充電切れです。
その日から2日は車で一人で過ごしました。
今は家に帰りこうして更新をしております。
家族に言われた言葉は「ごめんね」という訳も分からない言葉でした。謝りたいのはこっちですとも言えず、ワタシは逃げるように部屋へ行き魔界へ引きこもっています。
ああ、忘れていた。姉はガンだ。
ワタシがこんな行動をとっていると家族が死ぬだろと以前書いていたことを思い出し、昨日から日記を書いています。
あああああああ明日も魔界の住人にいいことないかなあああああああ
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